OAM式インプラント埋入法 / ピエゾサージェリー
OAM式インプラント埋入法とは、骨をほとんど削らずに行う最新のインプラント治療法です。従来の治療法では、ドリルで骨に穴をあけて人口歯を入れていましたが、OAM式インプラント埋入法とピエゾサージェリーを使うことによって安全に最小限の骨だけを削ることができます。
インプラント手術も１回で終わりますので、患者さんの負担を最小限に抑えることができます。また骨が薄くてインプラントができないと言われた方もこの方法では骨密度もあげることができるため治療が可能です。
針のような細い穴を少しずつ拡げてインプラントを埋めていきます。
ピエゾサージェリーとは
ピエゾサージェリーは切削部分の長さ・深さを正確にコントロールでき、非常に精密な骨切り可能にしますので、 血管や神経などの軟組織を傷つけることがなく安全に骨だけを削ることができます。
OAM式インプラント埋入法と組み合わせることにより、骨をほとんど削らずに安全なインプラント治療が可能になります。
OAM式インプラント埋入法治療の流れ
まず、インプラントを埋め込む場所に最初のマーキングとして直径０．３ｍｍの極めて小さいドリルで印をつけます。 通常のドリルのような負担はなく、しかもドリルを使うのはこの最初のステップだけです。
歯の根本治療用のファイルと呼ばれる器具を用い、所定の深さまで骨に穴を開けていきます。
このとき、患者の方は麻酔も効いていて、振動もないのでまったく何も感じません。
オーギュメーターという器具を使い、インプラントを埋め込むための穴を徐々に拡大していきます。 直径0.5mmからはじまり、最終的には3.2mm程まで拡大していきます。この際、骨の幅も同時に拡がり、骨密度も上がります。
インプラントを埋め込む予定の太さまで穴を拡大し、埋め込みが終わったら手術完了です。
OAM式インプラント埋入法の特長
骨の薄い方や痩せてしまった方は、通常のインプラント手術であれば、骨を移植・作るための手術が必要になります。また、骨を削る際の不快な音や振動も気にされる方が多いと思います。
OAM式インプラント埋入法では、骨を削る時の不快な音や振動を与えることがなく、オーギュメーターで静かに手術できるため、インプラント手術がより快適なものに改善されました。このことにより、患者さんは、苦痛なくより安心して手術を受けることができるようになりました。
※骨密度が極端に高い方は、このOAM式インプラント埋入法が適用できない場合もあります。