拡大鏡

インプラント治療の流れ

インプラントの治療は、約1ヶ月から1ヶ月半で完了します。手順としては、[問診・検査・診断・手術][抜糸・結合][新しい歯の装着]と、大きく3つのステップに分かれ、患者さんのご都合や歯槽骨の状態が良好な場合には最短3回の通院だけで治療を終えることも可能です。 なお、重度の虫歯や歯周病がある場合は、手術を行う前に[予備治療]を実施します。

インプラントの治療手順

問診

無料カウンセリング

歯に関するお悩みや、インプラントについての素朴な疑問など、患者さん一人ひとりのご相談にお答えしています。

検査

歯槽骨や顎関節の精密な検査

最新鋭のデジタルレントゲンを使って、患者さんの歯肉の内部、特に、歯槽骨の密度や量を細かく検査します。同時に歯型を採取し、噛み合わせの状態なども検査します。

おもな検査項目
  • レントゲン撮影(上下の歯列全体/インプラント埋入部の詳細/頭がい骨:正面および側面/けい椎部:正面および側面/顎の関節:正面および側面)
  • 歯型の採取
  • 噛み合わせの検査
  • 口腔内の撮影

診断

治療計画の策定

上記の検査結果や、患者さんの健康状態をもとに、今後の治療計画を策定しご説明します。なお、次の症状の場合は、予備治療を行ってから、手術を実施します。

予備治療を受ける方
  • 修復不可能な虫歯を抜いて、インプラントを利用される場合は、抜歯治療を行います。
  • 重度の歯周病の場合は、歯肉の改善治療を行います。
  • インプラントを埋入するうえで歯槽骨が足りない場合は、各種再生治療を行います。

手術

インプラントの埋入

インプラントの埋入手術は、無痛状態のなか、完全個室の専用治療室で行います。手術時間は、麻酔から縫合までを含めて15分前後です。

無痛治療の実施

インプラントの手術にあたっては、患者さんのご要望に応じて「静脈内鎮静法」を活用します。そして、患者さんの無痛状態を完全に確認した上で、歯肉部分に「局所麻酔」を行い、インプラントの埋入部を確保します。

・静脈内鎮静法

静脈内鎮静法とは、静脈内に精神安定薬を投与し、不安や恐怖感を緩和する鎮静療法です。体感的にはレム睡眠時(=人間の脳が最もリラックスしたα波の状態)のような感覚で、 意識はありながら無痛状態を得られます。静脈内鎮静法は全身麻酔と異なり、副作用や後遺症などの心配もないので、医療の分野で広く使われ、当医院の手術でも、ほとんどの患者さんがご利用されています。

・局所麻酔

局所麻酔の際には、世界で最も細い麻酔針を使用しています。

埋入ならびに縫合
埋入ならびに縫合

インプラントを埋入し、切開部分を縫合します。なお、上部の歯の装着は、インプラントが歯槽骨と結合し、完全に固定されたことを確認してから行います。それまでの期間中は、患者さんの歯型をもとに透明の仮歯をご用意しますので、普段とかわらずに生活いただけます。

抜歯

縫合部分の抜糸

手術の約1週間後に、縫合部分の抜糸を行います。
同時に、インプラントの結合経過を確認します。

結合

インプラントと歯槽骨の結合期間

歯槽骨との結合は、個人差もありますが、通常は約1ヶ月から1ヶ月半後に完了し、この期間中、特に通院の必要はありません。 ただし、歯肉の衛生状態や、結合経過などによっては、通院いただく場合があります。

装着

新しい歯の装着

新しい歯の装着

歯槽骨にインプラントが結合されたのを確認した後、ジョイント部分となるアバットメントを接合し、セラミック製の新しい歯をしっかりと固定します。 以上で、インプラントの全治療が完了です。

保守

定期検診

定期検診

インプラントを半永久的にご利用いただくためには、定期的なメンテナンスがとても大切です。 他の健康な歯のクリーニングとあわせて、3ヶ月に1度は定期検診を行ってください。 5年保証をお約束する当医院では、治療後も責任を持って、皆様方のお口の健康をお守りいたします。(※ただし定期的なメンテナンスに受けていただく必要があります。)