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子供の頃からデンタルフロスを使う習慣を
子供が嫌がると、歯ブラシでしっかり仕上げ磨きをするだけでも一苦労な歯磨き。そのうえデンタルフロスも取り入れるのはなかなか難しいと思われるかたも多いのではないでしょうか。
それでもやはり、歯と歯の間のプラークを除去するためのデンタルフロスを使ったケアは必要といえます。なぜならば、永久歯に比べ乳歯はエナメル質が薄いため虫歯になりやすく、進行も急速だからです。歯ブラシで磨ききれなかったプラークをそのまま放置することで、虫歯になるリスクをさらに高めてしまいます。
また、歯と歯の間にできてしまった虫歯は発見されにくく、神経にまで到達してしまうこともあります。
これらのことから、デンタルフロスによるケアは大人よりも虫歯になりやすい子供のほうが重要といっても良いかもしれません。乳歯の虫歯は永久歯の虫歯や歯並びなどに影響を与えてしまう可能性もあります。子供の頃からデンタルフロスを使う習慣をつけ、お口の健康を保ちましょう。
デンタルフロスはいつ頃から使う?頻度は?
デンタルフロスはいつ頃から使いはじめれば良いのでしょうか。まだ歯が生えそろっていない場合、歯と歯の間にしっかりと隙間がある場合にはデンタルフロスを使う必用はありません。
歯が生えそろい歯と歯の間に隙間がなければ、2歳頃からデンタルフロスを使って歯と歯の間のケアをしてあげましょう。また、乳歯のときにあった隙間が永久歯の奥歯が生えることによってなくなってしまうこともあります。その場合にも、デンタルフロスによるケアを追加しておこないましょう。
次に、デンタルフロスを使う頻度はどのくらいなのでしょうか。プラークがかたまり歯石になってしまうと、その除去は難しくなります。
そうならないためにも、歯石ができる前にプラークを取り除く必要があります。プラークが歯石になるまでにかかる時間はたった2日程度。そこで、1日に1回はデンタルフロスを使って歯間のお掃除をしてあげましょう。また、プラークがたまるとデンタルフロスがひっかかりスムーズに入らなくなってしまいます。そうならないためにも、きちんと習慣化することが大切です。
デンタルフロスにはどのような種類があるの?
デンタルフロスにはどのような種類があるのでしょうか?ご紹介します。
糸巻きタイプ(ロールタイプ)
持ち手がついていない、糸巻き状になっているタイプです。必要な長さをその都度切って使います。指に巻きつけて使うので、使い慣れるまでに少し時間がかかるかもしれません。糸の種類が豊富で、価格が安く経済的なものも多くあります。
手持ちタイプ(ホルダータイプ)
デンタルフロスの持ち手があるタイプです。持ち手の形状によって、前の歯に使いやすいF字型と奥の歯にも使いやすいY字型の2つにわかれます。操作しやすいため初心者のかたにおすすめです。歯と歯の隙間が狭い場合、一度糸を通すと抜けなくなってしまうこともあります。
また、デンタルフロスの糸には、ワックス加工されているものとされていないものがあります。ワックス加工されているものは、ワックスの効果で歯と歯の間に糸が通しやすく便利です。ワックス加工されていないものはワックス加工されているものよりも歯と歯の間を通しにくくなりますが、プラークをしっかりとかきだすことができます。
子供の歯間掃除をおこなうのに使いやすいタイプを選び、しっかりとケアしてあげましょう。
子供の興味をひくかわいらしいデザインのデンタルフロスもあります。大切な歯を守るため、子供の頃から毎日の歯磨きにデンタルフロスを取り入れ習慣化しましょう。