いつまでも健康な歯茎を保っておくための4個の秘訣

健康な歯茎を保つための秘訣① ~歯磨きの仕方~

基本的なことですが、最も効果的なのは歯磨きです。回数は少なくとも1日2回以上。就寝中は唾液の分泌量が減ってしまうため歯周病菌などの口内細菌が繁殖しやすくなることから、最低でも起床時と就寝前に行うことがポイントになります。

1回当たり3分前後時間をかけること、歯垢除去率を上げるためにデンタルフロスなどを併用していくことが、歯周病や歯肉炎から歯を守るためにも重要です。口臭や出血などの異常に気付いたら出来るだけ早く歯科医院に相談しましょう。また使用する歯磨き粉はフッ素濃度の高い製品を使用し、歯の再石灰化を促すようにしましょう。

健康な歯茎を保つための秘訣② ~喫煙は大敵!~

喫煙と歯の健康。一見すると関係性があまり無いように思えますが、喫煙による血管の収縮が歯茎に悪影響を与えることが分かっています。これにより血液の循環が悪くなり、細菌に対する抵抗力が下がってしまう訳です。

また煙として吸い込んだニコチンが歯茎に付着すると、歯周病になりやすくなってしまいます。口の中だけではなく、体そのものの健康にも悪影響を及ぼすので、禁煙するのが一番です。歯科医院では、禁煙指導も行っているところが増えてきています。自己流での禁煙は成功率が低いという統計データもあるので、なかなかやめられないという方は、一度相談してみましょう

健康な歯茎を保つための秘訣③ ~定期的な通院~

正しい歯磨きをしていても、ケアしにくい部分では歯周病に対するリスクが高くなってしまいます。そのため、歯科医院で歯磨き指導やクリーニングなど定期的に受けることがとても重要です。

また、過度な食いしばりや歯ぎしりを無意識にして、歯茎に負担がかかっていることもあります。そうした自覚しづらい症状も病院ならすぐに発見できます。歯列が悪い場合は矯正をすすめられることも。歯茎に対して無理な方向に力が働くと、通常よりも圧力がかかりやすくなってしまうため噛みにくく、歯磨きなどのセルフケアも困難になります。必要に応じてマウスピースなどを使用し、医師の指導のもと治療していきましょう。

このように、定期的な通院で、治すべき部位としっかりと向き合ってみましょう。

健康な歯茎を保つための秘訣④ ~体調管理~

いくら歯磨き方法や歯科医院への定期受診を徹底していても、基本的な体調管理を怠っていては元も子もありません。歯茎の状態は、糖尿病や骨粗しょう症といった病気とも関連性を持っているので注意が必要です。

例えば、歯周病は糖尿病と影響し合うことが分かっているので、こうした病気にかからないようにするのも大切です。また体調が悪化してしまうと唾液の分泌量が低下してしまうため、歯周病へのリスクが高まってしまいます。このように、歯茎の健康は体調管理が基本となります。病気に負けない体作りをしていくことが大事です。普段から定期的に運動をし、バランスの良い食事を心がけ、健康に気を付けましょう。

歯茎の健康維持に努めることは、体全体の健康にもつながっていきます。健康寿命を延ばすためにも、いつまでも丈夫な歯茎を保つようにしたいものです。紹介した秘訣を参考にしながら、いくつになっても噛める生活を実現しましょう。