人気が高まってきている歯のホワイトニング。今回は、クリニックに通い続けなくてもできる「ホームホワイトニング」をご紹介します。通院する時間があまり取れない、クリニックが遠くて通院しにくいといった方に特におすすめのこの方法は、融通がきくといったメリットもありますが、手間がかかるなどのデメリットがあるのも事実。では、それらを踏まえてどういったホワイトニングなのか見ていきましょう。
目次
自宅で歯のホワイトニングをしてみよう!
デンタルクリニックではなく、自宅で行う歯のホワイトニングのことを、ホームホワイトニングと言います。方法はとても簡単!自分専用のマウスピースにホワイトニングの薬剤をつけ、それを歯にはめるだけ。数十分から数時間、マウスピースを装着したまま過ごすのです。ただ、「自宅で」とは言うものの、自分専用のマウスピースを作製する時と、メンテナンスに数回クリニックに通院しなければなりません。それ以外は、自分の好きな時間、都合の良いタイミングで行うことができるため、人気のホワイトニング方法と言われています。
ちなみに、オフィスホワイトニングを行ったあとのケアとして、ホームホワイトニングを利用すると、より高い効果が得られます。
ホームホワイトニングのメリットは?
自分のペースでできる
時間にあまり余裕がない方や、生活時間が不規則でクリニックに通いにくい方などは特に、ホームホワイトニングがおすすめ。自分のペースで、希望に添った白さまで白くできます。
効果が長持ち
オフィスホワイトニングは、だいたい3か月から半年ほど効果が持続しますが、ホームホワイトニングは1年~2年と言われています。
費用が抑えられる
最初はマウスピースの作製があるため、3万円程度はかかりますが、作ってしまえばあとは、メンテナンスのための通院費とホワイトニング剤の費用のみ。だいたい5,000円前後で済むことが多いので、懐にもやさしいですね。
色の後戻りがしにくい
一般的に、ホワイトニングは半年から1年程度の時間の経過によって、白くなった歯の色がもとの色に戻ることが多くあります。しかし、ホームホワイトニングを継続して行えば、色の後戻りが少なくなります。
ホームホワイトニングのデメリットは?
歯が白くなり始めるまでに時間がかかる
ホームホワイトニングには、即効性がありません。早くてもだいたい2週間近く経った頃に、白さを実感できます。地道にじっくりと時間をかけて、白くなることを理解しておく必要があります。
自分ですべて行わなければならない
当然のことではありますが、デンタルクリニックで施術をしない分、自分で処置をしないといけません。薬剤の塗布、装着、そして毎日のケアも含めて、すべて自分ひとりで行わなければならないという手間があります。
1日2時間装着しっぱなし
ホームホワイトニングを行う期間は、最低でも2週間の間、毎日2時間マウスピースを装着したままになります。もちろん、その間は飲食も眠ることもできませんし、しゃべりづらくなります。それでも、2時間そのままです。
ホームホワイトニングには注意が必要!
ホワイトニング後の食事に注意!
ホワイトニングをしてからまず1時間は、飲食禁止です。歯には、表面を保護しているタンパク質の膜があるのですが、ホワイトニングを行うことで一時的にこの膜がなくなり、着色しやすい状態になってしまうのです。その影響で、ホワイトニング後24時間は、着色しやすい食べ物を食べてはいけません。可能であれば、ホワイトニング期間中は、着色しやすい食べ物を控えた方が、効果が感じやすくなります。
ちなみに、着色しやすい食べ物は、コーヒー・紅茶、赤ワイン、カレー、キムチ、チョコなどが挙げられます。タバコも控えた方が良いですね。
ホワイトニングの回数や時間をきちんと守ること!
いくらホームホワイトニングと言っても、医師免許を持ったドクターの指導のもとで行わなければなりません。最初のマウスピース作製の際、またその前後でカウンセリングがあると思いますが、その時に、1日に行うホワイトニングの回数や時間を指導してくれます。この回数や時間を守らずに、効果を高めたいから、と回数を増やしたり時間を延ばしたりするのはNG。知覚過敏などを引き起こす可能性が高くなります。必ず、ドクターの指導のとおりに、ホワイトニングを行ってください。
ホームホワイトニングは、比較的自分で時間の管理ができる方におすすめしたいホワイトニング方法です。ただ、行う場合は、回数や時間をしっかりと守ることが大切ですよ!