目次
矯正治療をすべき歯並び
矯正治療が必要な歯並びをご紹介します。
- 叢生(そうせい)…歯列がデコボコしている。
- 空隙歯列(くうげきしれつ)…歯と歯の間に隙間がある。すきっ歯。
- 上顎前突(じょうがくぜんとつ)…横から見た時、上の歯が飛び出している。出っ歯。
- 下顎前突(かがくぜんとつ)…横から見た時、下の歯が飛び出している。受け口、しゃくれ。
- 交叉咬合(こうさこうごう)…奥歯を咬み合せた時、上下の歯が左右どちらかにスライドして咬み合っていない。
- 過蓋咬合(かがいこうごう)…奥歯を咬み合せた時、下の歯がほとんど見えない位に上の歯が覆いかぶさっている。
- 開咬(かいこう)…奥歯を咬み合せた時、上下の前歯が閉じない。
矯正治療、ここがたいへん
定期的な通院
矯正装置の調整や歯の状態確認のため月1回の通院が必要になります。遠方の歯科医院に通っている方、休みが不規則な方には特に負担がかかります。
矯正装置を調整した後の痛み
歯を動かすには大なり小なり痛みがあります。その痛みは歯に力を加えた結果の炎症であり、その炎症に対処する過程で歯が動くのです。痛みは装置の調整後2~3日でおさまることが多いです。
とは言っても、必要以上に痛みが出ないように調整することや、大事なイベント(試験、旅行など)がある時は日程を調整し、患者さんの負担を減らす努力は怠りません。
矯正治療のメリット
虫歯、歯周病など歯のトラブルを予防
歯が重なっていたり歯列がデコボコしていると構造的に複雑な部分が多く、どうしても磨き残しが多くなってしまいます。磨き残した部分は虫歯や歯周病になりやすく、進行すると歯を失う恐れもあります。
肩こり、首こり、頭痛の改善
咬み合せが悪いと左右どちらかでしか噛まない噛み癖から頭位のズレが生じます。頭位がズレたまま頭を支えようと筋肉が緊張し、肩こり・首こり、ひどい時には頭痛(筋緊張性頭痛)が起こります。咬み合わせの悪さは食べ物を噛む時だけの問題ではないのです。
コンプレックスからの解放
歯並びが悪いことを気にして人前で話す・笑う・食事をすることを楽しめない方もいます。口元を手で隠してしまうこともあります。
矯正治療を終えた方はよく笑うようになったり、性格が明るくなったりと精神面にも良い影響があるように思います。口元の美しさはご自身の自信につながるのです。